書籍紹介vol.2「青い山脈」石坂洋次郎

こんにちは。たかすぎ(@techbaum2020)です。

今回は、石坂洋次郎の「青い山脈」を紹介していきたいと思います!

この作品は、戦後すぐの1947年に新聞に連載されて瞬く間に話題となった青春小説です。

石坂洋次郎について

石坂洋次郎(いしざか ようじろう,1900-1986)は、三田文学賞、菊池寛賞などを受賞した小説家である。教員生活の傍ら執筆活動していた時期もあり、インタビューで「教員時代に十分な人生勉強ができ、それが私の作品を支える栄養となっている」と語っている。戦前から戦後にかけて数多く青春小説を執筆した人気作家である。

あらすじ

舞台は戦後すぐ民主主義が盛んに叫ばれた時代の東北の女子学校。そこに通う寺沢新子は、ある晴れた日曜日に、ふとしたきっかけから近くの高等学校の生徒である金谷六助と知り合う。

その次の週の日、新子は知らない男の名前が書かれた幼稚なラブレターを受け取るが、それは明らかに新子の同級生によるものだった。

新子の担任である島崎雪子は事態を重く受け止め、クラスで話し合いの場を設けるが、これが町全体を巻き込む大問題となってしまう。

この事件を軸に、様々な人物が巻き込み巻き込まれ、戦前の凝り固まった雰囲気が残る田舎町に民主主義の新しい風を吹き起こしていく。

感想

昔の小説を読むと、自分の語彙不足もあって何気ない日常描写に出てくる単語がわからなかったりするのですが、そういうのは抜きにして、戦前からの男女関係に関する堅苦しい風習をそろそろ捨ててもいいじゃないかという当時の若者たちの雰囲気が伝わってきます。

時代の変化の真っ只中で、戦前の結婚を経験した学校の先生や町民は、民主主義とは言いながらも、そう素直には変化を受け入れられない様子もまたリアルに感じました。

自由恋愛が当たり前になり、今ではネットで知り合った名前も知らない異性と一夜と共に過ごすことも珍しくない時代。そんな時代に生きている僕にとっては、純粋で爽やかすぎるくらいの青春小説です。

読み終わった後はとても愉快・爽快な気持ちになりました。

余談

この小説は1949年に初めて映画化されて以降、1957年、1963年、1975年、1988年の計5回も映画が製作されています。

また主題歌である「青い山脈」は、映画化されてから40年経った1989年のNHK「昭和の歌・心に残る歌200」において1位を獲得するほどの人気で、平成生まれの僕でも生まれてから一度か二度は、どこかで聞いたことがあるような気がします。

当時の青春を感じさせるようなのびのびとした歌ですね…

特に「古い上着よ さようなら」という歌詞がこの小説の主題について言及しているようで個人的に好きです。

この動画のコメント欄を見てみると、介護施設で働いていて一番よく聞くのがこの歌だ、と言ってる方もいますね。

50年、60年後に僕と同じ世代の人たちが真っ先に口ずさむのはどの歌になるんでしょうか…笑

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました。m(__)m

またお会いしましょう。